牛窓の焼杉見学の際に行った犬島について書きます。
瀬戸内国際芸術祭の期間中でもあり、
小さな島だけど賑わっていました。
犬島は1909年に銅の精錬所が作られ、
当時は3000人以上の人が暮らしていました。
しかし銅の価格の暴落により、精錬所はわずか10年で操業を終えたそうです。
精錬所跡は建築家の三分一博志氏、
アート部分は柳幸典氏によって
「在るものを活かし、無いものを創る」
のコンセプトを元に自然エネルギーを利用した空間や
体で感じられるアートが仕掛けられています。
残念ながら中の写真は一枚もありませんが、この施設の面白さや、
三島由紀夫をモチーフにした作品の少し気味の悪い雰囲気…
は実際に行って体感しなければ分かりません。
精錬所跡を活かした建築は煙突や扉の開閉によって夏は空気を冷却、
冬は暖めるという構造になっているそうです。
8月初めでとにかく暑い日だったのですが中に入ると
冷暖房設備がないのが嘘みたいな涼しさでした。
施設を出ると当時のまま残された今にも崩れそうな煙突など、
まるで時が止まっているかのような景色を見ることができます。
小さな島の中で手が加えられた部分と手つかずの部分の
差が激しく、さらに「在るものを活かし、無いものを創る」
というコンセプトを目にして、何だかものすごく印象に残る島となりました。
というコンセプトを目にして、何だかものすごく印象に残る島となりました。
田村
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